CAREERキャリアステップ

本ページでは、富士フイルムグループが考える「+STORY」の説明とともに、
社員のキャリアモデルを紹介します。
いずれも、社員一人ひとりが自分らしく、主体的にキャリアを描くための仕組みです。
ぜひ、自分自身の夢や目標に重ねながら、ご覧ください。
富士フイルムグループのキャリアの考え方

富士フイルムグループでは、キャリアを「+STORY」と表現しています。それは、どんな経験も無駄ではなく、挑戦の中で生まれる達成感や悔しさ、人との出会いがすべて成長へとつながるからです。一人ひとりが積み重ねるストーリーが、その人だけの「+STORY」を形作り、やがて組織全体の力へと広がっていきます。100人いれば100通りの「+STORY」があり、それが交差することで新たな変化が生まれる。この循環こそ、富士フイルムグループが常に進化し続ける原動力です。
社員の「+STORY」をサポートする、
さまざまな施策や環境をご紹介します。
+STORY対話
[信頼関係の構築]
- 仕事において、自身が大切にすべき姿勢・想い・価値観などの
気付き・学びを得る(自分らしさを知る) - 次の挑戦や変化に向けて一歩踏み出す
- 組織や部門の状況を理解する
- 中長期的な自分なりの+STORYを描く
- 想い・価値観を共有し、部下を知る
- 部下への気付きや勇気を与え、次の挑戦を促す
- 部下・組織にとって最善の+STORYを考える
- 部下のライフスタイルを理解し、支援する
- 多様な社員が活躍する環境をつくる
専用の「+STORYシート」を用いた対話では、業務の振り返りに加え、仕事を通じた経験や感情を整理し、上長と共有します。自身の価値観やライフステージの状況をオープンに伝えることで、経験に意味を見出し、新たな気付きを得る機会となります。上長も自身の経験を語り、信頼関係を築くとともに、部下の挑戦を後押しします。この対話を通じて、成長を支え合う文化が根づいていきます。
+STORY LIVE

多様な専門性や経験を持つ社員が仕事や人生で得た気付きや目標を共有するオンラインセミナーを、2021年3月より月1回開催。毎回数百名が参加し、累計1万人以上が視聴しています。社員同士が考えを共有し刺激し合うこの場は、富士フイルムグループの文化を育み、継承する機会にもなっています。
社内イントラネット+STORYサイト

富士フイルムグループ内でともに働く社員の強みを共有し、学びや気付きを得る場として、人事部長と若手社員の対談、上長と部下の対話、若手座談会、社員インタビューなどを社内イントラネットで発信。多様な経験に触れることで、成長のきっかけを提供しています。
+STORYチャレンジ制度

会社として成長が求められる部門やポジションを公開し、社員が新たな職務に挑戦できる社内公募制度「+STORYチャレンジ制度」を導入。富士フイルムグループ全体で実施し、事業や職種の枠を超えたチャレンジを促進。自らの可能性を広げる機会を提供しています。
+STORYアカデミー

社員の主体的な学びを支援するプラットフォームを提供しています。「+STORY対話」を通じて必要な学びを見極めた上で、「GLOBIS学び放題」や「Udemy Business」といった各種オンライン講座を通じ、2,000以上の講座を自由に受講可能。「実践」(OJT)と「学び」(OFF-JT)を繰り返し、挑戦し続ける姿勢を育みます。学び合い、教え合う文化のもと、一人ひとりが「+STORY」を描き続けられる環境を整えています。
従業員がこれらの施策と
「+STORY」の理念をつなぐ
「+STORY挑戦サイクル」を身につけながら
自律的に成長できるよう、
後押ししています。
変化を成長のチャンスにする
「+STORY挑戦サイクル」
- 01
- 目の前の仕事に正面から向き合い主体者になる
(オーナーシップ・想い・情熱の醸成)目的に照らして、自分はどうしたいか、どう結果を出したいかのビジョンを持ち仕事に対する情熱・想い・勇気を醸成していく。
- 02
- 本質を捉える自分の想いを実現させるために、何をやるべきかを本気で考え抜き、なぜを繰り返し、本質をつかむ。(自分の頭で考える力)課題形成力強化
- 03
- 挑戦・実行・結果を得る全体を俯職し、現実や変化から逃げずに向き合い、役割などの枠組みに捉われずに、周囲を積極的に巻き込み、最後までやり抜く。課題形成力強化
- 04
- 経験を振り返る仕事を通して得た人との出会い・自分の嬉しい、悔しいなどの感情を含めた経験を意味付けし、自分の糧にする。上司と対話し、気付きを得る。+STORY対話/シート
+STORYデザインプログラム
- 05
- 自分を磨く/能動的に学ぶ次の挑戦に向けて必要な知識・能カ・専門力を身に付ける。磨き直す。他者の経験から学ぶ。+STORYアカデミー
+STORY LIVE
+STORYサイト
キャリアモデル
本箇所では、当社で「+STORY」を体現する、現役社員のキャリアモデルをご紹介します。いずれも、やりがいや喜び、人との出会いを糧として成長し、活躍を続ける先輩社員ばかり。オンリーワンの「+STORY」を、ぜひご覧ください。
- CAREER MODEL 01
- 2014年 新卒入社村上 皇 さんの場合
- #営業
- #クリニック・病院のマルチプレイヤーへ
多様な環境や
お客様との出会いを通じ、
営業の仕事を突き詰める
入社後、早い段階でクリニックと病院という異なる規模の施設担当を経験し、幅広い商材に触れながら導入の実務を積みました。重要施設を任される責任感の中で業務に向き合い、医療機器・システム特有のチームでの導入プロセスを自然と身につけることができました。
また、長期的な視点での提案や人間関係の構築など、病院営業に欠かせないスキルも実務を通じて習得しました。現在は、個人の売上達成だけでなく、チームとしてお客様と向き合うことに大きなやりがいを感じています。
8年目には、より大きな市場で挑戦したいという想いが伝わり、異動が決定しました。市場規模の違いや顧客層の変化に戸惑うこともありましたが、広島で培った経験が自信となり、不安なく新たな環境に臨めています。
CAREER FLOW
- 1年目
- 広島支店配属。
広島市内クリニックと
基幹病院一施設を担当
- 2年目
- 広島市内クリニックと中小病院、
および基幹病院一施設を担当
- 3年目
- 広島市内の中小病院、
および数件の基幹病院を担当
- 4年目
- 昇級し、広島県東部の基幹病院を担当
- 8年目
- 神奈川支店へ異動。
川崎市内のクリニック・病院を担当
- 9年目
- 川崎エリア病院を担当
- 10年目
- 川崎エリア病院、
および横浜市基幹病院を担当
- CAREER MODEL 02
- 2012年 新卒入社郡司 光 さんの場合
- #FSE
- #現場経験を活かした挑戦
OPEN
新しいチャレンジを続け、
技術職としてさらなる
スキルアップを目指す
入社当初は電話対応すら難しく、先輩の支えを受けながら少しずつ成長しました。OJTや研修を通じて対応できる製品を増やすうちに、お客様から「ありがとう」と言われる機会が増え、自信へとつながりました。担当施設の拡大とともに社内外問わず頼られる場面も増え、やりがいを実感していったことを覚えています。
6年目に、テクニカルサポート部への異動。製品担当として全国のエンジニア支援・育成に携わり、社内システム設計にも関与しました。新たな知識や経験を積む機会も多く、成長できる環境に身を置いていると感じています。
挑戦には困難も伴いますが、振り返るとすべてが成長につながる貴重な経験です。確実に自分の力になっていることを信じ、今日も新しいチャレンジを続けています。
CAREER FLOW
- 1年目
- サービスセンターに配属
- 3年目
- 放射線やIT、内視鏡、超音波など、
幅広い製品に対応
- 4年目
- 担当施設が増加
- 6年目
- テクニカルサポート部へ異動
- 8年目
- 社内システムの設計およびサポートを担当
- CAREER MODEL 03
- 2014年 新卒入社浅野 桃香 さんの場合
- #アプリケーションスペシャリスト
- #産休・育休を経たキャリア形成
OPEN
ライフイベントを経て、
女性としてのキャリアを
歩むことができる
入社当初は、慣れない土地での勤務に不安もありましたが、上司や先輩が温かく迎えてくださり、業務はもちろん、私生活でも支えられました。その後、結婚を見据え希望していた首都圏エリアへ異動。業務のスピード感やお客様との距離感、求められる知識が大きく変わり、最初は戸惑いましたが、広島や高松での経験を活かし、多様なニーズに応える力を培いました。
6年目を迎え、出産を機に約1年の産休・育休を取得。上司や同僚の理解が厚く、安心して休職できました。翌年には、時短勤務で復職し、限られた時間の中で効率的な働き方を意識するようになりました。柔軟な働き方ができる環境や子育て経験のある先輩からのアドバイスのおかげで、仕事と家庭のバランスを取りながら働けています。こういった経験を通じて、自分自身の+STORYを紡ぎ続けていきます。
CAREER FLOW
- 1年目
- 広島・高松支店へ配属
- 2年目
- 東京支店へ異動
- 5年目
- 後輩の教育・メンターを担当
- 6年目
- 産休・育休
- 10年目
- 子育てと仕事を両立
- CAREER MODEL 04
- 2016年 新卒入社峯岸 舞子 さんの場合
- #営業
- #アプリケーションスペシャリスト
- #他職種への挑戦
OPEN
一つの職種にとらわれず、
さまざまなチャレンジをする
選択肢がある
入社後、営業経験を積む中で「VINCENT」の商談を担当。最先端の医療ITシステムに魅力を感じ、将来的にVINCENTに携わりたいという想いが芽生えました。
4年目には、念願の3Dグループへ異動。担当エリアの施設へ幅広い商材を提案する立場から、専任として全国各地の施設へ専門性の高い製品を提案する立場へと変わり、プロフェッショナルとしての知識をゼロから学び直しました。
6年目には、初めて担当したアプリがリリース。ニーズ調査から開発との調整まで幅広く関わり、思い入れの深い製品となりました。
現在は東京エリアの主担当として、多くの施設でVINCENTを活用いただけるよう、現地営業とともにデモやプレゼン、導入後のフォローを行っています。目の前の仕事に真摯に向き合いながら、VINCENTの価値を広めていきたいです。
CAREER FLOW
- 1年目
- 大阪市内のアカウントセールスとして配属
- 3年目
- 初めてVINCENTの商談を行い、
VINCENTの面白さに惹かれる
- 4年目
- 3Dグループへ異動
- 6年目
- 初めて担当したアプリケーションが
リリース
- 8年目
- 東京エリアの主担当に
- CAREER MODEL 05
- 2000年 新卒入社鎌田 賢二さんの場合
- #FSE
- #高専から管理職へ
OPEN
高専出身でも、学部・院卒と同様に
出世・活躍できる
同期35名のうち高専卒は、私を含め3名のみ。入社当初は、学部や院卒の同期との年齢差に戸惑いもありましたが、業務において区別はなく、経験を積むうちに意識しなくなりました。また、全国で活躍する高専卒の先輩の姿に励まされたほか、専門知識の習得や資格取得も学歴に関係なく公平な環境であることを実感。フィールドサービスエンジニアとしてスキルを磨き、お客様から信頼されることで正当な評価が得られる会社だと確信しました。
14年目にはサービスセンター長に就任し、拠点のマネジメントに従事。現在はサービスブロック長として、販売管理、部門連携強化、部下育成、顧客満足度向上に取り組み、より強固な組織づくりを推進しています。
CAREER FLOW
- 1年目
- 新卒で盛岡サービスセンターへ配属
- 10年目
- 郡山サービスセンターへ異動
- 14年目
- 郡山サービスセンターで
サービスセンター長となる
- 21年目
- 横浜サービスセンター長として異動
- 23年目
- 南関東サービスブロック長として異動
- CAREER MODEL 06
- 2015年 新卒入社佐保 舞花 さんの場合
- #FSE
- #+STORYチャレンジ制度
OPEN
経験を活かしながら、
出向や公募を通じて
活躍の場を広げられる
2年目で横浜へ異動し、マンモグラフィーのエリア統括を担当。翌年には地区内で保守率100%を達成し、これらの経験は、大きな成長につながりました。その後、マンモグラフィーの第一人者がいる名古屋へ異動。高い専門知識が求められる中で、読影医と対等に議論できるスキルを身につけ、PACS更新時の読影プロトコル調整にも携わりました。
8年目には、現場での経験を積む中でキャリアの選択肢を広げたいと思い、本部への異動を希望。現場サービスを支援する立場での挑戦を志しました。現在は富士フイルム(株)のメディカルシステム事業部へ出向し、海外向けトレーニングや現場サービスの支援、新規・既存製品のサービス性向上などに取り組んでいます。ユーザーの満足度を高めるために、今後も現場目線を大切にしながらサービスの進化に貢献していきます。
CAREER FLOW
- 1年目
- 埼玉サービスセンターへ配属
- 2年目
- 横浜サービスセンターへ異動
- 4年目
- 名古屋サービスセンターへ異動
- 8年目
- 富士フイルム(株)へ出向
(メディカルシステム事業部)