システムを通じて医療に役立つことが、
社会貢献につながっていく。
- 導入SE
(システムエンジニア) - 長野 祐太Yuta Nagano
- 2020年入社
大学時代は、理工学部にて材料の変形について研究。実験で画像撮影を用いていたことが、富士フイルムメディカルへの志望につながった。現在は医療用画像管理システム「SYNAPSE(シナプス)」の病院への導入業務を担当。大切なのはシステムに関する知識と技術だけでなく、信頼関係の築き方だという。
- INTERVIEW 01
- 入社のきっかけ
社会と人の役に立ち、
安心して学べる環境。
就職活動の軸にしていたのは、「自分が何をしたいか」ではなく「人の役に立つ」という社会との関わり方でした。そんな想いで仕事を探す中で、医療業界が目に留まり、「社会への貢献度が高い業界だ」と感じたことが富士フイルムメディカルに志望するきっかけとなりました。その後、社員の方々の座談会にも参加しましたが、社会に貢献しているという誇りを皆さんからひしひしと感じました。また、大学の研究で画像を用いた比較を行っていたことも、当社の事業に興味を持つことにつながったのではないでしょうか。なぜなら、「医療業界の中でも画像撮影に関する製品を開発・販売している当社なら、これまでの知識を活かしながら働けるかもしれない」と思えたからです。
そして、入社前にはSEとしてのプログラミングの知識は持っていなかったものの、入社後にきちんと教えていただけるということを知り、「ここなら安心して学べるだろう」と思うことができました。
- INTERVIEW 02
- 仕事のやりがい
お客様からの信頼が、喜びになる。
現在は、当社の医療用画像管理システムである「SYNAPSE」の導入SEを担当しています。SYNAPSEは放射線などの画像をサーバーに格納し、診断の際にその画像を表示したり、AIを用いた補助機能を活用できるなど非常に多くの機能が標準装備されています。しかし、実際に導入をする際には、お医者様や放射線技師の方の要望に応じて、病院に既に導入されている他社のシステムとの接続や運用効率を上げるためのショートカット設定など、細かなチューニングを行う必要があります。そのため、システムに関する知識と技術以上にお客様とのコミュニケーションがとても大事になってきます。仕事をする上で大切にしていることは、「名前を呼んでもらうようにすること」です。「SEさん」「フジさん」という職種名や社名ではなく「長野さん」という名前で呼んでもらえるようになると、強い信頼関係が生まれて業務を進めやすくなります。なかでも記憶に残っているのは、ある放射線技師の方とやりとりをするうちに「長野さん」から「長野君」と呼んでもらえるようになったことです。最終的には食事にも誘っていただけるなど、親密かつ、強い信頼関係が生まれ、とても嬉しかったです。
- INTERVIEW 03
- 今後の抱負
「対話」
今後は、「対話」を意識して仕事を進めていければと思っています。やはり、私の仕事にはコミュニケーションが欠かせません。そして、その結果として生まれる信頼関係の質によってどれくらい相手に貢献できるのかが、大きく変わってくるのだと思います。これからも名前で呼んでもらえるような信頼関係を築き、お客様に心を開いてもらって、潜在的なニーズを実現できるようにしていきたいです。さらに、当社のSYNAPSEの詳しい機能をお伝えすることでもより大きな貢献につながると思っています。撮影した診断画像を表示させる「ビューワ機能」には基本的な閲覧や拡大縮小だけでなく、臓器を色分けして病変の可能性のある部位を表示するなど、さまざまな機能がありますが、これらにはまだ有効活用に至っていないケースも多くあります。
それらを丁寧にお伝えすることで、お客様の負担軽減につなげていきたいです。このように、私の仕事に対する考え方には「人の役に立つ」ということが、やはり根強くあるのだと思います。その考えがあるからこそ、知識の習得に励んだり、普段とは異なる依頼に対応したりといった大変なことも乗り越えていけるのではないでしょうか。就職活動中の皆さんも自分の軸をしっかりと持って、自分にぴったりの場所を探してみてください。