SPECIAL TALK

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フィールドサービスエンジニア座談会

医療機器の設置から点検・修理を担当する「フィールドサービスエンジニア(FSE)」。
ベテラン社員1名と新人社員2名に、先輩との関係や同期との関係について語ってもらいます。

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岩田 夕綺
2022年入社
サービス&サポート事業本部
東京サービスブロック
千葉サービスセンター

工業専門学校の電気電子・情報コースでプログラミングや電気回路について学んでいた。「難病の方の役に立ちたい」という想いが医療業界に踏み出すきっかけになったという。現在はサーバーなどの情報システムを主に扱う担当として 、千葉エリアの機器の設置や点検、修理を担当している。

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大谷 奈美子
2008年入社
サービス&サポート事業本部 
事業推進部企画グループ
 

「医療業界への興味関心」と「機械に触れられること」を理由に、富士フイルムメディカルにフィールドサービスエンジニアとして入社。現場での経験を経て、現在は事業推進部に所属し、製品の保守プランの作成や製品の企画、展示会向けのパンフレット作成、研修講師などの幅広い業務を行っている。

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松本 彩季
2022年入社
サービス&サポート事業本部
東京サービスブロック
西関東サービスセンター

大学時代は、臨床工学技士を目指す学科で学び、病院実習なども経験。現在は東京23区外と山梨県を担当する「西関東サービスセンター」にて、医療機器の病院への設置や修理、保守契約の事務手続きなどを行っている。

先輩と後輩の関係性は?

身近なところに
頼れる存在がいるという安心感。
松本
大谷さんとの最初の出会いは、製品の取り扱い説明に関するウェブ講義でした。そのとき、大谷さんは講師として参加されていたので「画面のむこうにいる人」という存在でしたね。
大谷
そうでしたね(笑)なかなか会えなかったから今日はとても楽しみしていました。
岩田
私も大谷さんから講義で教えてもらいましたが、実際の業務のなかでも解決できない問題があったときには、大谷さんから意見をもらうことがあり、とてもお世話になっています。
大谷
お役に立てていれば嬉しいな。5分考えて分からなかったら、ぜひ聞いてほしいですね。その方が効率も良いことも多いですし。
松本
若手のFSEから見てレジェンドのような存在である大谷さんにそう言っていただけるととてもありがたいです。また、FSEとして何年も勤務してきて、そこから本部で活躍されるというキャリアパスは、私たちのロールモデルの一つにもなっています。大谷さんの後ろを歩いていけば安心です。
岩田
ほんとうにそうですよね。私もFSEとしてずっと働き続けたいという想いもあるけれど、「結婚したら」「子供を産んだら」という不安もありました。そんなときに、大谷さんの「子供がいるから、休むのはしょうがない」という言葉ですごく安心できました。
大谷
二人ともありがとう。私は産休を取得して仕事に復帰しましたが、自分が現場を離れるというタイミングでは、岩田さんと同じように不安を抱えていました。ですが、家庭を持つようになると、やはり優先順位が生まれてきて、仕事が一番の時もあれば、家庭が一番のときもある。きちんと仕事をするためにも、しっかり優先順位を決めることは大切だと思います。
松本
あと、大谷さんはすごく質問しやすい先輩だなと感じます。
大谷
同じ人に同じ質問をするのって、勇気のいることだと思うんです。だから、困ったときになんでも聞いてもらえるように、聞きやすい雰囲気をつくることを心がけています。電話をかけて聞いてくれたら、「質問してくれて、ありがとう」と感謝を伝えて、もう一回聞いてもいいんだと思ってもらいたいです。私も昔、同じように困ったことがありますから、皆さんには苦労なく仕事をしてほしいですね。
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教育制度に対して思うことは?

研修や資格取得の前提を、
改めて考えてみる。
大谷
富士フイルムメディカルには、手厚い研修制度があると思いますが、皆さんは当社の教育制度についてどう思いますか?
岩田
研修の数はとても多いですね。学ぶための良い環境が整っていると思います。一方で、研修が多いからといって、それを現場で使えるかどうかという疑問もあります。
松本
わかります。例えば、ネットワークインフラについて教えてもらっても、実際に仕事の中でインフラの構築をするのは数年後ということもあり、すぐに現場に活かせないこともありますね。
大谷
なるほど、たしかに現場と研修センターのズレはあるかもしれませんね。どうなっていけば理想に近づくのかな。
岩田
例えば、自分にとってその資格が本当に必要なのかどうか、という観点で考えることも必要なのかな、と思います。研修したことをすぐ実践できればいいですが、関わる案件次第で変わってくると思うので、取得する資格を選択できるようになるといいかもしれませんね。
松本
私は資格賛成派ですね!以前、資格試験を受けるタイミングとその資格を取るように先輩から言われたタイミングが重なったことがあって、自分の中で納得できたんです。だから、ガツガツ資格を取得しています。その資格を取ることに納得できると疑問が解消するのかもしれません。
大谷
なるほど。たしかに、FSEとして関わっている機器の内容と資格がズレてしまうと納得できない部分があるかもしれません。皆さんが抱える「なぜ研修を受けるのか」「なぜ資格を取得しなければならないのか」という疑問の前提にもっと深く触れるようにしなければなりませんね。早速、社内で話してみようと思います。
岩田
ありがとうございます。さすがのスピード感ですね。一方で、最初の1年は先輩の同行があるなど、準備期間が充実していることはとてもありがたいです。例えば、お客様先に行くための自動車の運転でも、きちんと講習を受けて合格をもらってからでないと運転が認められません。段階を踏みながら現場に送り出してくれるという安心感があります。
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同期はどんな存在?

「切磋琢磨するライバル」から
「頼りになる存在」へ。
大谷
お二人は、2022年入社の同期だと思いますが、同期の方との関係性はいかがですか?
岩田
私たちはエリアこそ違いますが、「この事例やったことある?」「これについて知ってる?」など疑問があれば電話したり、メールしたりといったことは同期の間でよくやっています。
松本
そうですね。自分が困った経験やよくあるミスを自分から発信していく流れができていて、定期的に同期から全員宛にメールがくるくらい、めちゃくちゃ仲が良いですね!ちなみに、 ITについて分からなかったら、岩田さんに聞けば答えをもらえます。
岩田
この前も、「貯金してる?ちょっと相談したいんだけど」ってメッセージが来ました(笑)
松本
それで、私のために調べて返事をしてくれたんです。プライベートでも頼れる存在ですね。
岩田
私としては、同期のみんなはライバルという感じではなくて、みんなで肩を組んで、どうやって乗り越えようかと、一緒に歩いていけるような存在だと思います。だからこそ、安心感がありますし、その環境で働けるのはありがたいです。
大谷
なるほど。私の時代は、競争相手というか、ライバル関係に近かったけれど、今では「頼れる存在」「一緒に歩いていく存在」なんですね。
松本
そうなんです!安心感があるからこそ、そこから「やってみよう」という積極性が生まれてくるようにも感じます。同期でもそうですし、大谷さんのような頼りがいのある先輩がいてくれるから、安心して挑戦することができる。
岩田
そうですね。やり方が分からなくても、質問すれば答えてくれる人がいます。
大谷
若手社員の皆さんには、安心して仕事に打ち込んでほしいです。もちろん、自分の行動に責任を持つことは大切ですが、一生懸命やっていることに対しては誰かが絶対に助けてくれる会社です。私も、今日二人のお話を聞いて、できることがまだまだありそうだと分かりました!ともにがんばっていきましょうね!
松本岩田
はい!これからもよろしくお願いします!
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